2016年10月16日日曜日

コミックランキング(2016年10月17日付)

マンガの連載が続くか打ち切られてしまうか、その判断は単行本の売れ行き次第です。それ自体は昔からのことですが、近年は集計期間をより短期に取り、早めにジャッジするようになってきました。なかには「発売初週が勝負」ともいわれているくらいです。これはマンガに限ったことではなく、映画などエンターテインメント全般に共通することでしょう。

個人的には、売上とは別のところで作品を評価したいところです。しかし、「書道の動向」がこれほど重視されると、売り上げ動向にも注目せざるを得なくなってきています。

マンガの売り上げ動向を調査する目的で、しばらく売上ランキングを追ってみようかと思っています。参考にするのは「オリコンスタイル」の「ランキング」。ここの「書籍ランキング」の「コミック」欄は、推定売上部数を元に、週ごとにランキングを算出しているので、データ元として扱いやすいのではないでしょうか。「オリコンスタイル」は無課金でも30位まで確認できます(課金すれば31位以下や過去データも参照可?)。
このうち20位までを引用させていただき、ランキングの推移を見守りつつ、注目作品をピックアップしていきます。

【週間ランキング】

「オリコンスタイル」週間コミックランキングより
 ※2016年10月17日付(2016年10月03日~2016年10月09日)

1位:ハイキュー!! 23
 推定売上部数:478,598部
2位:夏目友人帳 21
 推定売上部数:225,320部
3位:ニセコイ 25
 推定売上部数:157,830部
4位:トリコ 41
 推定売上部数:135,390部
5位:3月のライオン 12
 推定売上部数:111,801部
6位:新テニスの王子様 19
 推定売上部数:106,889部
7位:××HOLiC・戻 4
 推定売上部数:103,919部
8位:ブラッククローバー 8
 推定売上部数:98,616部
9位:亜人 9
 推定売上部数:97,455部
10位:文豪ストレイドッグス 11
 推定売上部数:93,025部
11位:ゆらぎ荘の幽奈さん 3
 推定売上部数:84,885部
12位:遊☆戯☆王ARC-V 2
 推定売上部数:77,244部
13位:君に届け 27
 推定売上部数:69,255部
14位:斉木楠雄のΨ難 19
 推定売上部数:60,716部
15位:ラストゲーム 11
 推定売上部数:53,686部
16位:こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 特装版 40周年記念
 推定売上部数:51,470部
17位:俺物語!! 13
 推定売上部数:41,631部
18位:マジカルパティシエ小咲ちゃん!! 4
 推定売上部数:40,946部
19位:東京喰種トーキョーグール:re 8
 推定売上部数:37,794部
20位:とりかえ・ばや 10
 推定売上部数:36,742部


【ランキング総評】

ジャンプコミックス発売週(10月4日)なので、JCがランキング上位を占めている。『ニセコイ』は最終巻。『3月のライオン』は登場2週目(1週目は396,376部+特装版128,799部)ながら5位と健闘。アニメ放映開始(10月8日)でさらにブーストがかかるか。『こち亀』特装版は、再販分が16位にランクイン。初版で手に入らなかった層にも、ようやく行き渡った感がある。


【Pick up Review】

29位:ファイアパンチ 2
 推定売上部数:24,604部
「このマンガがすごい!WEB」9月ランキング(オトコ編)で第1位を獲得した話題作。「少年ジャンプ+」での連載作品でメディア露出度が高くないせいか、評判のわりに部数はまだ伸びていない模様。もっと売れていいハズの作品。
1巻第1話が衝撃的で、主人公の“ファイアマン”ことアグニの復讐譚として物語が進む……かにみえたが、1巻ラストで映画マニアの謎の女トガタが登場。この2巻はトガタを中心にストーリーが展開していく。
トガリは映画の“監督”となるが、ファインダーを通じて彼女の目線から世界が描かれるといったドキュメンタリー性はない。それよりも、他の人物たちに演出を施すので、「物語ること」に対して作品全体がメタ構造を取る。であればこそ、読者の予想を裏切るツイストが効いてくる。
この先、トガリの撮影した映像をファウンド・フッテージ映画風に活用するギミックもありそう。

ファイアパンチ 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2016-10-04)
売り上げランキング: 187


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