2016年2月2日火曜日

『サウルの息子』感想

『サウルの息子』観る。
1944年のアウシュヴィッツ収容所が舞台。
同胞であるユダヤ人をガス室送りにする特別任務を与えられた、ユダヤ人のゾンダーコマンドの物語。

画面比率が昔のテレビサイズで縦横比は3:4。
主人公のサウルが見ていないもの、意識的に見ないようにしているものにはピントが合わない。また、聞き取っていないセリフ(ドイツ語)については字幕も入らない。
つねにサウルはアップで画面に写っているが、サウル主観映像ともいうような作品。
写っていないところで起きている出来事が凄惨すぎて、そこに目を向けずに心を殺していくサウル。そんなサウルの気持ちと、見る側の気持ちが同調していく。
心を殺していたが、ある出来事を契機として、サウルはそんな状況下でも人間らしくあろうと行動することに。

一瞬の気も抜けないほど、異常な緊張感。

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