2016年1月14日木曜日

2015年に見た映画6選

2015年に劇場で観た映画の中から、とくに印象に残っている作品について。


『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

トムさんの新スパイ大作戦。
『ミッション:インポッシブル』シリーズ特有のアクション性(無駄に派手なアバン、カーチェイス、ウィーン国立歌劇場、発電所の水中施設)と、『スパイ大作戦』『新スパイ大作戦』ならではのおもしろテクノロジー、チーム感、一発逆転のどんでん返しと、ちゃんとシリーズの伝統や醍醐味を踏まえているところが素晴らしい。
イルサが出てくると「誰も寝てはならぬ」がBGMで流れ、トムさんの「俺の名前知ってんの?」の問いに対してイルサが「この業界では有名よ」って答えるのは、トゥーランドットが下敷きになっていて、シャレてるなぁ、と。
あと、トムさんがジャッキー・チェンみたいになってきた。動けるスター、超貴重。


『懲罰大陸☆USA』
1971年の作品。昨年、日本初公開。
ベトナム戦争に対する反戦運動の全盛期、米国内の治安維持のために、ニクソン大統領が超法規的な国内治安維持法を成立させた。その法案によって拘束された“危険分子”の裁判風景と、彼らに対する刑罰の様子を英国メディアが追った……という体裁のフェイク・ドキュメンタリー。
政治、貧困、差別、戦争、権力の暴走、人権と、いまの政治的状況下で物事を考える際に、ある種の思考実験として、すごく参照したい作品。
懲罰公園でのマン・ハントに、妙にウキウキする。


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
2015年を代表する一作。
ケチのつけようのない面白さ。悪趣味カッコいい。
ただ、『マッドマックス』シリーズなら犬を出してほしかった。
マックス+犬=5億点。
とはいえ『怒りのデス・ロード』はフュリオサの物語なので、
マックスがフィーチャーされるであろう次回作以降に犬期待。


『ゴーンガール』
公開は2014年だけど、2015年に入ってから観たので。
誰かと話したくなる映画ナンバーワン。
サスペンスやミステリーの手法をうまく使っていて、それでいて「これホラーだな」って言いたくなる内容。前情報はいっさい入れずに見てほしい映画。


『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
ミッキー・ロークにとっての『レスラー』みたいな位置づけ。
ワンカットにこだわりまくっているので、リアルな緊張が生まれる。
ところが、それまで積み上げたリアリティラインが「バードマン」の登場によって派手にぶっ壊される……んだけど、それは心象風景だったりするので、リアリティとカタルシスが奇妙な混ざり方をして、頭がグワングワンしてくる。


『クリード チャンプを継ぐ男』
年末のオーラスに見た『ロッキー』シリーズの後継作。
ロッキーがミッキーになり、『ロッキー』が『クリード』になる。
ちょっと中だるみするけど、『1』を除くシリーズの中ではかなりの出来。
というか、これを見たあとだと『ロッキー1』の全シーンで泣けるようになる。
全シーンで。



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