2014年2月10日月曜日

読んだマンガ:軍師 黒田官兵衛伝

軍師 黒田官兵衛伝
重野なおき(白泉社)

『信長の忍び』の重野なおきの
官兵衛を主人公として描く作品。
「ヤングアニマル」の電子版にて連載中。

信長や秀吉などの登場人物は、
『信長の忍び』と共通なので
スピンアウト作品的な扱いといえる。

『信長の忍び』では
主人公・千鳥(架空の忍者)を狂言回しとしつつ、
「彼女の目に映る信長および戦国人物」を描いている。
「主人公を悪役にしないためのフィルター」を通し
好意的に信長を解釈しているわけだ。

それ対して本作では、「対象」たる官兵衛は
主人公となる。
そうした対象との距離の取り方が大きく異なる点に
注意して読み進めていく必要がある。

ギャグマンガなので、キャラのメンタリティは
かなりカリカチュアライズされているが、
大河ドラマ『軍師官兵衛』とは異なり、
「都合の良い美化」(不殺)は行っていない。
囲師必闕の計に伏兵を潜ませておく
ジェノサイド的な策略もきちんと描いている。

土牢に囚われたところで終わるので
2巻へのヒキもバッチリ。
官兵衛の生涯を追うには、
かなりオススメできる作品。


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